ASMRとは、近年誕生した造語の略称で私たちが特定の音を聞くことによって心地良く感じたり、脳がゾクゾクする現象を受ける自律感覚絶頂反応です。
この記事を読むと、ASMRとはどんな略称で一体何なのかという事と読み方と呼び方について詳しく知ることができます。
ASMRとはどんな略称でどんな種類があるのか
ASMRとは、(Autonomous Sensory Meridian Response)の略称であり、日常の様々なものを使って発生する音による心地良さや脳へのリラックス音が魅力のひとつです。具体的には、ASMRの音フェチとして「咀嚼音(そしゃくおん)」があげられます。
咀嚼音は、人が食べ物を食べる音です。「えっ!?」人が食べ物を食べるときの音ってなんだか、気持ち悪いと思いがちでありますが実は昔からCMなどで咀嚼音は馴染み深いものです。
例えば、「永谷園」のお茶漬けを食べる音を撮影したCMや「ケンタッキー・フライド・チキン」のサクッとチキンをほうばる音を撮影したCM、そして「シャウエッセン」のソーセージをかじる瞬間の音を撮影したCMなどがあります。
確かに、ASMRの咀嚼音は好き嫌いが激しい分野となりますが多くの食料品のCMでは咀嚼音が活用されている事も事実です。また、ASMRには他に疑似体験ができる音が好まれる傾向にもあります。
そのほかにASMRの分野としては、「タッピング音」「ささやき音」「疑似体験音」などがあります。
疑似体験音とは具体的には、耳かきのポリポリゴリゴリとした音を特殊なバイノーラル録音が可能なマイクで撮影すると、まるで自分が耳かきをされているかのような体験をすることができるのもASMRの魅力です。
そして、直接的な疑似体験のみではなく、ASMRは立体感のある奥行が感じ取れる特殊な録音撮影をすることで、自分自身がその現地にいるかのような心地良さをも体感することが可能です。
この様に、ASMRは自分が日常的に聞いている立体感のある音を楽しめたり、やや変わった面白い音やついつい何度も聞き入ってしまうクセのある音などで落ち着いたり就寝前にリラックスしたい時などもにも好まれます。
ASMRの読み方と呼び方の略称
続いて、ASMRの読み方と呼び方の略称について、詳しくご紹介していきます。
ASMRの読み方と呼び方は、それぞれ造語の「オートノーマス・センサリー・メリディアン・レスポンス」と略称の「エー・エス・エム・アール」となります。今現在では、ASMRが日本語訳として正式な名称を定められていないので、日本語表記はなく「ASMR」と認知されています。
ちなみにASMRの音フェチ動画をYouTubeなどで配信しているアーティストを「ASMRist」と呼び、新たなジャンルとして世界各国で広がっています。ASMRは音を聞く人によってゾクゾクしたりリラックス感のトリガーが発生するのは個人差がありますが、呼び方は世界共通で「ASMR」となっています。