ASMRの意味と歴史について、いつどのようにASMRが誕生したのかをご存知でしょうか。ASMRと聞くと、音フェチという言葉をイメージする方も多いですが厳密にはついつい癖になってしまう種類の音となります。
この記事を読むと、ASMRの意味とその歴史について詳しく知ることができます。
ASMRの意味について
ASMRの意味は、「Autonomous(自律型)」「Sensory(感覚)」「Meridian(頂点・全盛期)」「Response(反応)」の4つの英単語を並べて直訳的に「自律感覚絶頂反応」となります。
つまり、ASMRは私たちがある特定の音を聞くことによって何かしらの反応が反射的にピークへと到達するオーガズムを得ます。たとえば、パチパチと焚火をする音を聞きながら布団で横たわると眠たくなるといった事例や、水滴をポタポタと垂らす音を聞くと落ち着いて安らげるといった事例などです。
他にも、ボールペンのカチカチと鳴らすし続ける音や本ページを永遠にめくり続ける音なども、好きな人にとってはついつい聞き入ってしまうASMRです。このように、個人差はありますが何かの音を聞くことによって眠たくなったり、落ち着いたりできる音をASMRという造語でひとつの意味となっています。
ASMRの歴史について
ASMRの歴史はとても浅く、ごく最近になって登場したものになります。しかし、ASMRを意味する音によって反射的な反応のピークを迎える体感を昔からありました。
音楽を聴くとゾクゾクと鳥肌が立つほど感動したり、音を聞くことで脳がジーンと反応したりする現象は昔からありましたがそれをどう表現するか一言はなかなか表現できないものです。
ASMRの前身となる「Weird Sensation Feels Good
」という言葉が、2007年にアメリカの掲示板サイトに投稿されました。「Weird Sensation Feels Good
」の意味は、直訳すると「奇妙な感覚で気持ち良い」です。
何か言葉で言い表せないけど、反射的に身に染みる感覚で気持ち良い奇妙な音を「Weird Sensation Feels Good」という言葉で表現しています。それから、この身に染みるほど気持ち良い奇妙な音の現象について、掲示板ユーザーが色々と意見交換をし合い、2010年2月にアメリカ合衆国のジェニファー・アレンさんによって「ASMR」と名付けられました。
先述しましたように、「Autonomous(自律型)」「Sensory(感覚)」「Meridian(頂点・全盛期)」「Response(反応)」の4つの英単語をならべて、「ASMR」と名付けられ、その3年後の2013年頃から日本でも「ASMR」の造語がインターネット上に出て来るようになりました。
しかし、ASMRという言葉が日本に上陸する前の2010年頃にASMRらしきジャンルの動画などは元々ありました。これらの動画のジャンルをここ最近になって「ASMR」と統一され始めてきたといった具合です。
ASMRの歴史には、もともと無かった身に染みるような不思議な音や聞くと反射現象が起こり脳が反応する奇妙な心地良い音を何か一言で表せる議論より誕生した背景があります。
以上が、ASMRの意味と歴史について具体的なお話しとなります。